司馬遼太郎が日本という国を、そこに生きた人々を改めて捉え直すエッセイ集。
20篇ほどの短編で構成されているのでサラリと読める。が、困ったことにさらさらと読めすぎてしまってなんだかあまり印象に残らなかった。どうも歴史に疎いぼくには1つ1つのインパクトがあまりしっかり感じられないようだ。まだぼくはこのシリーズを読むには早いのかもしれない。
というわけでぼくは他人におすすめできる状態ではない。ただ、どことなく著者がなにかを伝えようとしてくる意気込みを感じるので、たぶん歴史に強い人が読めばいろいろと響くのではないだろうか。日本の歴史に強い人に読んで感想を聞かせて欲しい。