続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ 川上和人

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫) 作者:川上和人 新潮社 Amazon 鳥類学者・川上和人さんのエッセイ。日々の研究活動、とくに離島等への調査活動についておもしろおかしく語る。 なんというか、こういうのが生粋の研究者なのであろう…

六番目の小夜子 恩田陸

六番目の小夜子(新潮文庫) 作者:恩田 陸 新潮社 Amazon とある進学校には伝説とも言える伝統があった。3年に一度、学生の一人が「サヨコ」に選ばれる。サヨコは正体を知られぬように一年間のイベントをこなし、学園祭の劇で主役を務めるのだ。サヨコの活躍…

ひとはなぜ戦争をするのか  アルバート・アインシュタイン、ジークムント・フロイト

ひとはなぜ戦争をするのか (講談社学術文庫)作者:アルバート・アインシュタイン,ジグムント・フロイト,養老孟司,斎藤環講談社Amazon 1932年、国際連盟は物理学者・アインシュタインに依頼した。「この文明において最も重要な問題について、最も意見交換した…

キャノンボール

キャノンボール(字幕版) バート・レイノルズ Amazon 違法なアメリカ大陸横断レース。賞金と名誉をもとめて集まるのはどいつもこいつも曲者ばかり。警察に捕まらずにニューヨークからカリフォルニアまでぶっちぎれ。果たして優勝は誰の手に? 明るく楽しい…

春の雪 豊饒の海(一) 三島由紀夫

春の雪 (新潮文庫) 作者:三島 由紀夫 新潮社 Amazon 「今、夢を見ていた。又、会うぜ。きっと会う。滝の下で」(松枝清顕) 三島由紀夫の最後の長編大作。その第一巻。時は明治。公爵家の若殿である清顕は、伯爵家の聡子に密かに思いを寄せる。しかし、二人…