続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

学術出版の来た道 有田有規

学術出版の来た道 (岩波科学ライブラリー 307) 作者:有田 正規 岩波書店 Amazon もともと研究者には競争好きで世間知らずの点取り虫が多い。ランキングさえ発表すれば、上位に入ろうと自発的に競争を始める。世界経済を熟知する面々からすれば、そんな点取り…

複眼の映像 橋本忍

複眼の映像 私と黒澤明 (文春文庫) 作者:橋本 忍 文藝春秋 Amazon 閃きを掴むためには、他のあらゆる一切を・・・その結果生じる傷などはあろうとなかろうと問題ですらない(黒澤明を論じて、著者) 黒澤映画は「世界」の映画となった。しかし、もちろん映画…

談志のはなし 立川キウイ

談志のはなし(新潮新書) 作者:立川キウイ 新潮社 Amazon 落語家・立川談志の最後の弟子、立川キウイが師匠の思い出を語る一冊。この手の本には立川談春の「赤めだか」や立川志らくの「雨んなかのらくだ」があるけれど、この2人は立川一門の中でも高弟にあ…

オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る オードリー・タン

オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る 作者:オードリー・タン プレジデント社 Amazon 「自発性」「相互理解」「共好」(デジタル社会で求められる三つの素養について、著者) COVID−19の混乱が世界に広がる中、台湾社会はは初期から非常に良い動きを示…