続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

「独裁者」の時代を生き抜く27のヒント 池上彰

 

「国家に対して、バラバラになった個人は弱いわけですね」(池上彰佐藤優との対談にて)

 

 ニュースををわかりすく知りたいなら池上彰の話を聞くべきだ。この本ではそんな著者が読み解く世界の情勢が伝えられる。世の中問題が山積みだ。日本の中にも、外にも放置できない問題がごろごろ転がっている。そのうえにCOVID-19騒ぎである。

 どうしようもなく、世の中の不安感が高まっている。世の中自体も不安定になりつつある。その反動として強いリーダーが求められているように思う。自分たちから不安を取り除いてくれる人がほしいのだ。しかし、一方で、強いリーダーは心ひとつで独裁者にもなりうる。

 そんな状況で、われわれ個人はどう生きていけばいいのだろう?いま、われわれは生き方を考えなくては行けない時代なのかもしれない。