続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

バンブルビー

 

バンブルビー (吹替版)

バンブルビー (吹替版)

  • 発売日: 2019/06/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 トランスフォーマーシリーズのスピンオフ作品。デストロンの急襲により大打撃をうけたサイバトロン星。オートボットの司令官オプティマス・プライムはB-127を先に地球に送り、仲間が揃うまでの間地球の平和を託す。しかし、トラブルの果にB-127は声を失い、さらに記憶を失い幼児退行してしまう。偶然ビードルに返信していたB-127を救った女の子・チャーリーは地球の存亡を賭けた戦いに巻き込まれていく。

 

 ロボット達の滑らかすぎる変身シーンで大人気を博したトランスフォーマー・シリーズ。本作は陽気なムードメーカーポジションで人気を得たのバンブルビーを主役に据えた作品。得てしてこの手のスピンオフは当たり外れが激しいのだが、本作はまぁまぁ。70点ぐらいの万人受けする映画に仕上がっている。

 

 その肝はバンブルビーの降り掛かった災難によるところが大きい。彼は声と記憶を失いまるで大きな赤ちゃんのようになってしまう。そして少女チャーリーと出会うことで、この映画は「未知の異星人と地球の少女が心通わせるジュブナイル映画」へと昇華されたのだ。まるでE.T.のようである

 

 ジュブナイル映画はあまり大きく外さない。子どもたちに夢を与え、大人たちには懐かしさと取り戻せない時間を夢想させる。本作もそのセオリーからは大きく外れていない。子供連れで家族でみるのに映画なんじゃないだろうか。つまり、作品の役割をしっかり果たしてくれているということだ。