続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

杏のふむふむ 杏

 

杏のふむふむ (ちくま文庫)

杏のふむふむ (ちくま文庫)

 

 

女優「杏」さんのエッセイ。正直あんまりテレビを見ないので杏さんのことは知らない。顔もわからない。まあでもタイトルの「ふむふむ」という語感に惹かれて読んでみたのだ。いや、顔はカバー裏の著者近影で見たか。

 

非常にサラサラと優しい言葉でかかれるエッセイでとても読みやすい。なんとなく、さくらももこを彷彿とさせる。賢くて行動力のある人、という印象だ。

 

このエッセイは「出会い」をテーマに書かれていて、様々な世界に触れる杏さんの素朴で率直な気持ちが書かれている。総じて、健康的で前向きな、とてもよく生活していることがよくわかる。そういう生活という基盤があるからこと、女優業のようなハードな仕事もできるのだろう。

 

あと、カバーにもなっている著者本人のイラストがとても可愛い。シンプルで、よく伝わるいい絵だと思う。僕もこんな絵を描きたい。