続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

血が苦手

 なんというか恥ずかしい話なんだけど、昔っから血が苦手です。自分がケガしたときでさえクラクラッときてしまう。脳がジンジンしちゃう感じでどうにもならないんですよね。ちょっとやそっと血を流したぐらいでは人間死なないってことは頭じゃわかっているつもりなんですけど、ダメなものはダメ。なにがダメなのかはっきりとはわからないんだけど、思うにぼくは生々しい「生命」にあてられてクラクラするんじゃないだろうか。

 血ってものはとてもわかりやすい「生命」の象徴だと思うのです。元気なことを「血色のいい」なんて表現するし、血が失われることは死に直結するというのがぼくのイメージです。ただし血っていうのはそれ自体が生きてるものじゃなくて体中に酸素や栄養を運ぶために流れているわけです。その結果として細胞が、組織が、個体が生きている。そう思うと「血が流れている」ってことが生きるためにはすごく大切。血管を流れているわけではないけれど、この「血が流れている」ところを普通に生きてる以上に「生命」を実感してしまうような気がするのです。そう思うと今まで苦手苦手と思っていたことも、なんとなくいいことのように思えてきました。自分の血をみるたんびにクラクラするのはちょっとめんどくさいですけどね。