アリス・イン・ワンダーランド
不思議の国のアリスと鏡の国のアリスの世界観で続編っぽいものをディズニーが作ってみました、という映画。
個性豊かなキャラクターは実にディズニーらしい。
しかし「アリス」の世界観はもっとナンセンスで理解を超越してほしい、というのが個人的な感想だ。ティム・バートン監督のスタイルなので仕方ないのかもしれないが、お話に整合性がありすぎる気がする。もっとぶっとんでいて、もっと意味不明でこそ、不思議の国だと思うのだ。
綺麗にまとまってオチもつく。アリスの成長を描いていてメッセージ性もある。CGだって実にいい感じで世界観を作っている。しかし、どうしても「不思議の国」が理屈っぽい。これはティム・バートンの不思議の国なのだ。