続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

超思考 北野武

 

超思考

超思考

 

 

天才・北野武が世の中をぶった切るエッセイ。

豪快に、大雑把に、斜め上から世の中を見下ろす視点は実にらしい。

 

一方で、北野武でさえもマザコンなんだと思わせる記載が多い。男はみんなマザコンだというけれど、北野武でさえもそうなのかもしれない。それは母の教育ともいえるし、トラウマであるともいえる。

 

また、「昔は良かった」的な話も多い。おっさん特有のこういったストーリーは、北野武もやはり惹かれるものがあるのだろうか。

 

個人の意志とはなんだろう。北野武でさえも、完全な自由っではないようだ。「人間」とは実に言い得て妙であるとこの一冊によって納得した。