続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

キングスマン

「Manners make the man」(ハリー)


これは「ジョーク」の映画だ。ただし日本人の生ぬるいジョークではない。王にもたてつく道化のジョークがこの映画には溢れている。

そして、そのジョークこそが日本が欧米に追いつくことすらできない一つの要因で有るように思われる。人間は失敗する。誰かが正さなくてはならない。批判無くして、社会の発展はありえないのだ。そこを受け入れる懐がある社会は進化していく。そうでなければ硬化して滅びるのみだ。

日本社会はどうだろう?100年後、1000年後、生き延びる批判力が、あるいは批判に耳を貸す健全な精神が、この国にはのこっているだろうか?