続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

オール・ユー・ニード・イズ・キル  ダグ・ライマン

 

 

日本のいわゆるラノベがハリウッド映画になったという稀有な作品。いろんな意味で幸運な一作なのだろう。

 

ストーリーはわかりやすいSFでこのあたりはいかにもハリウッドらしい、丁寧な理由付けがされている。裏返すと、たぶん原作は硬派なSFなんだろうな、と勘繰ってしまう。読んでないからわからないけど。

 

主役のトム・クルーズが見事で、まさに役通りの演技だったと思う。戦場に出たことも管理職が、タイムループの中で成長して状況判断が鋭敏になっていく様は見事。ど素人でもイーサンになれるのだ。ループに入れば・・・ということだろうか。

SF好きなら見て損はない作品。エイリアンの造形や設定も悪くはない。恋愛ドラマ好きの彼女と見るのはお勧めできない。そんな偏った良作である。