2014-08-15 2005年のロケットボーイズ 五十嵐貴久 本棚 2005年のロケットボーイズ (双葉文庫) 作者: 五十嵐貴久 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2008/11/13 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 43回 この商品を含むブログ (22件) を見る 『なかにいたって、そとにいたって、きっとおなじだ。いいこともわるいことも、たのしいこともつらいことも、おなじだけある』(レインマン) 青春小説の王道。ひょんなことから落ちこぼれたちが集まって、無理難題に挑戦する。ひとりじゃだめでも、みんながそれぞれの力を発揮すればきっとうまくいく。 本作での無理難題は、キューブサットという小型の人工衛星を高校生が作るというもの。知識も技術も、そして資金もないところからいったいどうやって這い上がるのか。わくわくしながら読んだ。 キューブサットや宇宙開発のこともわかりやすく書いてあって面白い。できれば、文系のこういう方面に興味のない人に読んでもらいたい。なんせこの本の主役は、数学なんてさっぱりの超文系人間なのだから。