続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

世界を変えた10冊の本 池上彰



しかし、本にはとてつもない強さがあることも事実です。一冊の本の存在が、世界を動かし、世界史を作り上げたことが、たびたびあるからです。(著者)

さすが池上彰。わかりやすくコンパクトに、かつしっかりと重要性を持って、名著を紹介する。すばらしいプレゼンを見ているかのようで、スラスラ読める。この本自体も素晴らしい一冊だ。

登場する10冊は以下のもの。

アンネの日記
聖書
コーラン
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
資本論
イスラーム原理主義の「道しるべ」
沈黙の春
種の起源
雇用、利子および貨幣の一般理論
資本主義と自由

改めてみると、宗教に関わる本や経済論が多い。あとは科学関係の本も少し。少なくとも20世紀に世界を動かしたのはこういうものなのだろう。21世紀はどうだろうか?