続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

フローズン・タイム

 

美大に通うベンは恋人に振られ、その苦悩から不眠症に陥る。割り切ってスーパーで深夜のバイトを始めるベンだったが、様々な人間関係から苦悩は更に高まる。そしてベンは時間を止める(DIOかよ笑)という能力に目覚めるのであった。 

 

原題はCashback。邦題も悪くないと思うが、原題を知っているほうが味が出るように思われる。あと監督がもともと写真家であるということもポイントだろう。静止した世界というテーマで監督の力が思う存分に発揮されている。

 

個人的には可もなく不可もなくという映画だろうか。部分部分では惹かれるところもあるが、全体としては冗長である。たぶんこの内容を30分ぐらいのショートフィルムでやったほうがインパクトがあるんじゃないだろうか。ただ、グダグダ感も楽しむのであればいいかもしれない。イギリス映画らしいといえばらしいが、ぼくはちょっと苦手である。