続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

アメリカン・スナイパー

アメリカン・スナイパー [DVD]

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実話に基づく戦争映画。アメリカ一のスナイパーは、なぜ4度も戦争へ赴いたのか。そんな予告に引き寄せられ、久しぶりに映画館へ。

主人公クリス・カイルを演じるブラッドリー・クーパーの眼の演技が凄まじい。言葉を発しなくても、動かなくても、眼で語るものがある。

アメリカ人は『誇る』ということを大切にするようだ。作中には何度も『○○ be proud of you』という表現が出てくる。良くも悪くも、アメリカ人を突き動かすのは誇りの心なのかもしれない。

戦争映画であるが、むしろ戦争していないとこ場面にこそドラマがあるというのは良かった。戦争は兵士だけの問題ではなく、その家族や周辺の人間に重くのしかかる。改めてそのことを考えさせられた。

最も衝撃をうけたのはエンディング。無音で、淡々とクレジットが流れるのみ。なんだか妙に研ぎ澄まされた感じで、色々と考えてしまった。