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続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

藪の中 芥川龍之介

本棚 青空文庫

芥川龍之介 藪の中

藪の中で一人の男の遺体が発見された。
検びしはそれについて証言を集めるも。。。

ただ、証言を集めて物語を解きほぐすだけかと思いきや、途中から犯人の告白や霊の独白まで入ってくる。結果、全ては矛盾し、真実は闇の中ならぬ藪の中へ。

ひとつの物事の結果には様々な側面がある。真実を突き止めようとじても、土台無理なことなのだ。特に人にまつわる事柄は。タイトルの「藪の中」とは、「人の心の中」を表すのだろう。どんなに辻褄があっていても、その心は見えないものなのだ。