続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

さるのこしかけ  さくらももこ

 

さるのこしかけ (集英社文庫)

さるのこしかけ (集英社文庫)

 

『物を創るということは、創り手が全てわかっていなければならないのだ』(作者)

 
またもさくらももこのエッセイ。ホントに気楽に、肩の力を抜いて楽しむことができる。それでいて、ときおり『ピクッ』とくる切れ味するどい観察眼が光る。
 
これがまたなんとも言えない絶妙なパランスで配合されている。『ユーモア:シリアス=1.5:8.5』ぐらいだろうか。どんな数字を用いても、うまく表せるものではないが、とにかく絶妙なのである。