ブラック・ファイル 野心の代償 シンタロウ・シモカワ
- 発売日: 2017/03/24
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製薬会社のCEO、アーサーはマスコミに叩かれまくっていた。臨床試験の結果を改竄し、その結果薬によって260名もの人々が死んだのだ。そしてついにはアーサーの愛人、エミリーが誘拐される事態に。場面は時をさかのぼり1週間前、弁護士のビルはとある筋からアーサー訴訟の証拠を入手するが…
あらすじをみてると法廷サスペンスっぽいが、実際にはもっとドロドロした人間模様が描かれる。全体的に落ち着いた雰囲気のBGMが続き、なかなかの緊張感だ。
アンソニー・ホプキンスとアル・パチーノが脇を固めるというえ贅沢な映画。イ・ビョンホンも添えられている。さすがの演技で安心感があっていい。アル・パチーノのラストシーンはゴッドファーザーっぽくてーかっこいい。渋い。
監督が日系の人だからか、ラストは日本映画でありそうな終わり方。謎を残さない律儀な感じも日本映画っぽい。
派手さはないがジワジワくる。ハリウッドっぽくない映画でした。