続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

スウィーニー・トッド ティム・バートン


ジョニー・デップはキャラクターの内面を外に表して演じるのが本当にうまい。愛するものに執着するがため、狂気に陥った男を実にうまく演じている。

またティム・バートンが生み出す腐敗しきったロンドンの雰囲気も最高だ。全ての登場人物にの薄らぐらい影がまとわりつく。

トッドの執着が何もかもを巻き込んで負のスパイラルを作っていくストーリーは凄まじい。特にトビーはこれからどのように生きていくのであろうか。震えるようなラストシーンだった。