続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

真夏の犬 宮本輝

 

真夏の犬 (文春文庫)

真夏の犬 (文春文庫)

 

 

 
『青春の追憶』とでもいうのか。なんだかうすぐらい、もやもやとしたものを淡々と描く短編集。
 
読みながら、ぼくな頭の中には『沈む直前の夕暮れの情景』がなんどもリフレインされた。人の一生には悪いことやどうしようもないことがいっぱいある。それでも、その記憶を抱えてなんとか生きて行くしかないのだ。