ビキニ・カー・ウォッシュ
主人公(名前忘れた)は冴えない大学生。経済学を学ぶもいい加減なモラトリアムを生きている。いい加減なセックスとアルコール漬けの生活を送る毎日。当然危機が訪れる。自堕落な生活が親父にバレて、大学の教授からも見放され無理難題を言い渡される。つまるところ、荒れ果てたガソスタで経営学の実践を魅せること。それだけが主人公に与えられた活路であった。友人たちの悪ノリもあって、エロに訴えるビキニ・カー・ウォッシュ(なにそれ、と思った方。文字通りです)を立ち上げる主人公。果たして、うまくいくのだろうか。
「エロい。以上!」と終わってもいいのだが、それだけでは映画になるまい。その言い訳としての青春群像劇。よくできているわけではないが、ちゃんと観客の希望に答えている。この「観客の希望に答えている」というところが、この映画のミソだろう。エロに関してはおっさん達は否定する理由がない。というわけで、主人公同様この映画はしっかり及第点を獲得する。
「65点とります」と宣言して、しっかり67点取る感じ。これはこれでしっかりした映画といっていいかもしれない。100点取るだけが映画じゃない。そんなことを教えてくれた映画。え?B級映画?そうです。B級としてみれば、75点です。