月夜のサラサーテ 森博嗣
森博嗣のつぶやき本、第7段。
見開き2ページで1テーマ。短い文章でスパッと切れ味のいい内容が展開される。
内容の関連性はほとんどないので、まさに思いつくままに書かれた文章なのだろう。それにも関わらず、しっかりした内容があることにいまさらながら驚く。
思うに、これはフォーマットがしかっりしているからではないだろうか。限られた文字数のなかで、起承転結を明確に文章を綴ることで、森博嗣クラスになるとどんな内容でもとりあえず一定のクオリティの文章が生み出せるのではないだろうか。
まぁ、そんなことは読み手には関係ない。ふと暇なときに適当にページを開けば、ビビッとくる文章を読むことができる。カバンにいれておいて損はない一冊だ。