続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

機動警察パトレイバー2 the Movie  押井守

 

機動警察パトレイバー2 the Movie [Blu-ray]

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 「戦争でもするつもりかねぇ」(後藤隊長

「戦争ならとっくに始まってるさ。あとはどう落とし前をつけるか、だ」(荒川)

 

数々の事件から時はたち、特車二課のメンバーも散り散りに新たな職場で働いていた。しばらくは平和な日々が続くと思われたが、ある日ベイブリッジが爆破される。しかも、爆破したのは自衛隊の戦闘機。一体何が起きているのか。東京を舞台に戦争が起こってしまうのか。

 

むかし何度か観たが、ふと見直したくなって借りてきた。

 

個人的には押井守監督といえばこれかGhost in the Shellのどちらかという感じ。このパトレイバーのほうが、主役のいない(いや、一応いるのだが)群像劇という感じがして良い。チームとしての戦いではなく、それぞれが自分にできることをしていく。おかれた状況のなかで、それぞれのキャラクターが生きている、という感じがする。

 

とはいえ、旧特車二課のメンバーが幻の新橋駅に集合し、後藤隊長の命令を受けるシーンはかっこいい。しびれる。とくに後藤隊長の「邪魔するものは、実力でこれを排除しろ」という言葉が、メンバーへの信頼を表していていい。なんだかんだで、かっこいい映画なのだ。ホント。