続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

うつ病をなおす 野村総一郎

うつ病をなおす (講談社現代新書)

うつ病をなおす (講談社現代新書)


2008年に出版された新書。
30年にわたり精神科医としてうつ病に取り組んできた著者の目線でうつ病を取り巻く現状がまとめられている。また後半にはうつ病とは何かという点にも光が当てられる。

医療の進歩は目覚ましいので、すでにこの本の情報は古いものだと思うが、それでもうつ病への理解を進める上では読んで見る価値はあるように思う。うつ病の発症機序仮設など、鵜呑みには出来ないが、うつ病を病気として観る考え方がわかる。

うつ病をに対して日本人はついつい精神論や根性論で解決しようとしがちである。改めて、うつ病は病気だと認識する必要があるかもしれない。