続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

スター・ウォーズ エピソードⅧ  ライアン・ジョンソン

 

スター・ウォーズ/最後のジェダイ  オリジナル・サウンドトラック

スター・ウォーズ/最後のジェダイ オリジナル・サウンドトラック

 

 

スター・ウォーズ新3部作の2作目。とにかく前作ラストで登場したルークがどうなるのかが気になるところだが、それは個々には書くまい。それぞれの目で見るべきなのだろう。

 

個人的には前作以上に「とてもディズニー映画らしく」なったと思った。まぁ仕方がないかもしれないが、ディズニーからのすごいフォースを感じる(笑)。

 

スター・ウォーズには様々は地球外生命体が登場する。そのキャクターの造形や、SF設定なども一つの見所だ。これまでのスター・ウォーズに登場する地球外生命体はどちらかといえば少し気持ち悪いキャクターだったように思う。ジャバなんていかにもだし、ジャー・ジャーなんかも独特。たぶん爬虫類っぽいヤツが多かったのだろう。毛の生えてるやつも基本的にごつい。この辺が女の子にはちょっと受けないとこだったと思う。

 

対して本作にはキレイな白馬のようなエイリアンや、もふもふのペンギンみたいなヤツが登場したりする。後者なんかはいかにもペットに飼いたくなるようなキャラクターで、たぶん女の子にもうけるだろう。この辺はたぶん商品化される。

 

また、物語のキーとなる登場人物に女性が増えた。スター・ウォーズの女性キャラは女王とか母親が印象に強いが、本シリーズは主人公からして女の子だ。たぶん、今のスター・ウォーズはこれまで未開拓だった女の子ファンを獲得していきたいのだろう。ディズニーのフォースである。

 

また、登場人物の大半が人間になったのも印象的だ。スター・ウォーズの世界にはいろんな宇宙人、種族が登場する。これらが民族としての力を持つ一方、宇宙に飛び立てば宇宙船のなかで共存する。宇宙を舞台に人間と人間が争うからスター・ウォーズなのではない。宇宙にちらばる無数の民族が生存をかけて戦うからスター・ウォーズなのだ。帝国と共和国の争いは、その大まかな形なのだ。個人的にはもっと変な宇宙人を出して欲しい。スター・ウォーズは美しい人間の物語ではなく、宇宙のクロニクルであって欲しいのだ。