続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

銀河鉄道の夜 宮沢賢治

新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)

新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)

この本を作った人に感謝したい。素晴らしい一冊だ。言わずと知れた宮沢賢治の名作を中心に、コンパクトにそのエッセンスが集約されている。作品のチョイスや、順番もすごくいい。

装丁もすごくいい。真っ青な表紙に銀色のもじが輝く。すごく『らしさ』が出ている。最もこの装丁は新潮文庫のシリーズで多くの作品に適用されている。でも、特に宮沢賢治にぴったりだ。

コンパクトながら、多数の中〜短編を含んでいて、読み応えがある。国語の教科書に載っているような作品も多いから普段本を読まない人でもとっつきやすいだろう。

ちょっと読書でもしてみようかと思う人にオススメしたい。