続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

スター・ウォーズ 最後のジェダイ

スター・ウォーズ/最後のジェダイ  オリジナル・サウンドトラック

スター・ウォーズ/最後のジェダイ オリジナル・サウンドトラック

前作は新シリーズの顔見せと言う感じだったスター・ウォーズ。今作では歩き始めたキャラクター達が加速して、物語は大きなうねりをなしていく。スター・ウォーズ・サーガと呼ぶにふさわしい。

ついに描かれた英雄ルークのその後。前作のハン・ソロがそうだったように、かつての伝説にはふさわしい退場の舞台が用意されるのは物語として当然だろう。問題はどう退場させるかだ。ルークは運命に翻弄されたが、もともとは貧しい家庭の青年だった。ただの一般人だった。その血筋と世情が彼を英雄にしたのだ。彼に押しかかる大きすぎる責務対して、彼は果たしてどう対応するのか。

また本作の1つのテーマは師匠と弟子である。そして、その継承の過程が、そのまま時代のうねりとなっていく。ルークからレイへ。スタークからレンへ。ヨーダからルークへ。フォースの使い手だけではない。レジスタンスの中でも受け継がれるものがある。

そして、どうやらこの新三部作はどうやらカイロ・レンの物語であるらしい。彼はどこから来てどこへ行くのか。闇の深淵を極めるのか。光を求めるのか。続きが気になって仕方がない。