続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

世間はやかん 立川談志

世間はやかん

世間はやかん

「やっぱりまだ、キリンの口ン中へ火炎放射器放り込んでみたりとか、なんかあるよ。俺だって、まだ」(立川談志)

落語「やかん」をモチーフに、家元が自由奔放に書き付ける一冊。そこそこ分厚いが、文字も大きいし行間も広いのでさらりと読める。内容も談志ファンなら何処かで読み聞きしたものが多い。全体的にモチベーションが低いときに書かれたらしく、いまひとつ爆発力のない一冊だった。

定価なら1500円。お高いなあ、と思っていると、帯に「談志の本買い?よした方がいいよ」(談志)とある。まぁ、そういう一冊なのだ。