続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

立川談志まくらコレクション 談志が語った日本の業

立川談志は矛盾の人だ、と思う。たぶん、論理的に物事を捉え続けると最後には無理が生じて矛盾に行き着くのだろう。人間に神さまみたいな真似はできない。わからないこともあるのだ。

だから普通はある程度自分の論理に満足したら考えるのを止めてしまう。でも立川談志は止まらない。『あえて逆に言え考えてみる』『全く関係ない要素を混ぜてみる』『タブーっぽい所に踏み込んでいく』あれこれ手を尽くして考えて続ける。

もう立川談志が死んで6年ほど経つのだろうか。今の世の中なら、一体彼は何を考えているのだろうか。