続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

ヱヴァンゲリオンQ

庵野秀明監督繋がりでエヴァへ。公開時に劇場で見たのだけれど、DVD化で多少修正が有るらしい。

この監督は多分、神様を描きたいのではないだろうか。テレビ版のエヴァでも、シン・ゴジラでもその辺は変わらないんだはないように感じる。

ただ、神様の概念と表現が少し独特なのだ。この辺りが同時公開の『巨神兵東京に現る』に垣間見える。

ナレーションの女の子が言う。

『願いを叶えるものだけが神様ではない』

神様は人間を超越した大きな力である。その存在が良いものとは限らない。エヴァ巨神兵ゴジラも、人間にはまずどうにもできない。でも、むざむざ人間をが滅びるわけにはいかない。対応しなくてはならない。順応しなくてはならない。抗わなくてはならない。

その時、ドラマが生まれる。そこに人の本性が見えることがある。きっとそういうものを監督は作りたいのだろう。