ドラゴン・タトゥーの女
凄腕記者のミカエルは、これまた凄腕ハッカーのリスベットと共に、ひょんなことから過去の少女殺害事件をおうことになる。
別にストーリー自体は悪いことはないと思うのだけど、2時間半もあるわりには…という感じが否めなかった。 前半1じかん、ミカエルとリスベットのそれぞれの行動が描かれる。ここがどうにもくどいような気がする。個人的には後半のミカエルとリスベットが組んでからの動きが中心でよかったんじゃないだろうか。グッとまとめて1時間半ぐらいの映画に仕上がっていたらよかったのに。
妙にエログロシーンが多いのも個人的にはちょっと。
ただ、少女殺害事件が終わった後の、エピローグはよかった。主にリスベットの言葉にならない心の機微に引き込まれる。切ない展開ではあるのだが、天才ハッカーが少し人間味を帯びたようで親戚のおっちゃんのような気持ちで見てしまった。ただ、このエピローグもながい。たっぷり30分はある。映画に密度を求めるなら他の作品を見たほうがいいのだろう。