続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

獄門島 横溝正史

 

 

 

獄門島 (角川文庫)

獄門島 (角川文庫)

 

 

 

 

 
『お待ちどうさま』(了然和尚)
 

江戸の三百年を通して流刑島とされてきた獄門島。おどろおどろしい名前の島に、金田一耕助は友人に託され、事件を防ぐべくやってきた。

 
ミステリは当然架空のお話なのだが、この獄門島にはピリピリするようなリアリティがある。設定や人間関係にもリアリティを感じるが、事件そのものに『実際に起こりそう』な感じがあるように思う。
 
実際に殺人事件の現場で捜査しているような感覚が味わえるすごい小説だった。