シャイニング
キューブリック監督のホラー映画。
冬場は閉鎖されてしまうホテルの管理人となった一家。外部から完全に隔絶されたホテルの中で、孤独感は狂気へと変わっていく。
ジャック・ニコルソン演じる旦那が壊れていく様が実に恐ろしい。人間の顔付きは、あんなに変わるものなのか?同一人物かを疑うほどの迫真の演技だ。
加えて、シンメトリーな空間や幾何学的な模様を取り入れた映像が恐怖をあおる。一見すればホテルによくある装飾だが、一家の暮らす生活空間として見ると、妙に現実離れして夢のように感じる。
ストーリーはシンプルだが、それでもインパクトが強い映像が頭に焼きつく。画面重視のホラー映画であった。