GOSICK 桜庭一樹
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/09/25
- メディア: 文庫
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ライトノベルってのは読んだことがなかったので、食わず嫌いを克服するために買ってみた。
できるだけ、取っ付きやすいように大好きな推理小説系で。
で、感想としては、推理小説の入門として本書はすごくいいと思った。推理小説は、理屈っぽい、難しいという印象を持たれやすい。しかし、本書はライトノベルの名の通り、読みやすく、あっさりした内容である。それでいて、ポーの『モルグ街の悪夢』に始まり、ドイルの『シャーロックホームズシリーズ』で広まった推理小説の型をキレイに取り入れている。
推理小説に必要なのは、次の3つだ。
① 一見、難解に見える事件
② 超人的な探偵
③ 読者と同じ視点で探偵に疑問をらぶつけるワトソン役