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続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

さくらん 安野モヨコ

 

さくらん (イブニングKCDX (1829))

さくらん (イブニングKCDX (1829))

 

 

江戸のおいらんを描いた漫画。何年か前に映画のほうをみて、なんだか色々と考えさせられたものだった。おいらんという存在を金魚に例える表現と、夢と現の狭間のような映像に感動したことも覚えている。
 
しかし、これらは映画でのアレンジだったらしく、こちらの原作では遊廓という独特の世界を生々しく描くことにテーマがあるように感じた。
 
ぼくらの感覚からすれば『えげつない』世界の中で、主人公のきよ葉は順応し、たくましく生きていく。少し極端ではあるが『生きる』ということを見事に描いているのではないだろうか。