図書館の神様 瀬尾まいこ
- 作者: 瀬尾まいこ
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/07/08
- メディア: 文庫
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「毎日、文学は僕の五感を刺激しまくった」(垣内くん)
とても淡々と語られる青春のお話。
主人公の女教師は実に人間臭いが、どうにもこうにも「ダメなヤツ」である。成り行きで文学部の顧問となり、たった一人の部員、垣内くんにであう。文学を愛する垣内くんのに影響され、女教師は少しずつかわっていく。垣内くんを理解するにつれて、彼女もちょっとずつ成長していく。出会いが人を大きく変える、そんな瞬間を描いた作品だった。
ただ、垣内くんのような高校生はどうもリアリティがなくて、ちょっと個人的には引っかかるかも。