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続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

少年探偵団 江戸川乱歩

少年探偵団―少年探偵 (ポプラ文庫クラシック)

少年探偵団―少年探偵 (ポプラ文庫クラシック)

少年探偵団と謎のインド人の対決・・・と思いきや最後はお馴染み、明智小五郎怪人二十面相の戦いであった。明智小五郎は他の作品で登場するのを読んだことはあるのだが、なにげに怪人二十面相とは初めての出会いであった。

この作品自体は子供向けのものであり、ぼくもどちらかといえば子供の頃に読みたかった、というのが素直なところ。今の年から見ると、少々探偵も怪人もなんだか間抜けに見えるところもある。

とはいえ、初めて目にした二人の対決はぼくには衝撃的だった。正義vs悪のように見えて、ふとそうではない感じが漂う。二十面相は本当に悪なのだろうか。探偵は本当に正義なのだろうか。ときどき、そこの境界がわからなくなる感じがした。子供のときに読んでいれば、ぼくの価値観に大きなゆらぎを与えたに違いない。