続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

ことわざの論理 外山滋比古

ことわざの論理 (ちくま学芸文庫)

ことわざの論理 (ちくま学芸文庫)

ことわざは庶民の知恵であるところが、うれしい(著者)

ぼくは昔からことわざが好きだった。なんだかわからないが、小学校のころに、わけもなくいろんなことわざを覚えたりしていた。ことわざノート、みたいなノートも作っていた。ことわざは、ホントウののことが書いてある、ような感じがしていたのだ。逆に言うと、学校の勉強はなんとなくうそっぽく感じていたわけで、随分ひねくれた小学生だったように思う。

そんなことわざ好きとしては、この本を読んでいるだけで楽しかった。ことわざの裏にあるものに思いを馳せるのは実に愉快だ。

もちろん、ことわざをよく知らない人にも読んで貰いたい。「犬も歩けば棒に当たる」だ。思いの外、ことわざを気に入ってしまうかもしれない。