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続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

日米アニメ映画対決

「日米アニメ映画対決」と称してトイ・ストーリー3と借りぐらしのアリエッティを見てきました。なかなか感慨深かったので感想をメモっておこうかと思います。できれば今後も映画をみたら書いていきたいと思います。一応ネタバレ防止のため続きは↓をクリックで。

トイ・ストーリー3
まずはトイ・ストーリー3を見てきました。正直いって予想以上。あらゆる意味で素晴らしかった。全てを伝えることはできないですが、簡単にまとめると次の3点。

①3D技術
まずは今はやりの3D技術。当然ながらCGアニメによくマッチしており違和感はゼロ。おもちゃ達のコミカルなアクションを迫力一杯に楽しむことができます。まさに相乗効果とはこのことか。
②ストーリー
1・2に続きおもちゃ達の冒険劇。もちろんただの冒険だけではなく、コメディ・ドラマ要素もバランスよく含まれていて緩急があっていいです。かつて1・2を見た子供たちが大人になったことを踏まえてか、少々今までよりもシリアスになっていることもいい。非常にテンポがよく、それでいて適度に伏線が張られており飽きることはないです。なにより「大人になったアンディはおもちゃたちをどうするのか?」という結末に惹きつけられます。
③ホラー
トイ・ストーリーに足りなかったのはこれではないでしょうか。おもちゃの世界に心底悪いヤツはいないというのがトイ・ストーリーの欠点だったような気がします。ゾっとしたりハラハラするようなシーンが本物になるには、本物の悪役が必要だと思うんですよね。今作の悪役は本物。おもちゃの世界にリアリティを与えてくれます。

要約すると「1・2みたなら3もみとけ」ってとこでしょうか。ディズニーらしい夢に溢れる3部作でした。

借りぐらしのアリエッティ
続いてアリエッティ。米林監督の初監督作品ということなので、宮崎駿さんと比べると少々見劣りするところはあるかと思いますが十分楽しめました。3つにまとめると次のようなところ。

①世界観
床下に住まい人の世界から少しずつものを借りていきる「借りぐらし」の人々。人と異なる世界に住みながら、魔法も特殊な能力も持たない彼らの生活感溢れる世界はありそうでなかった新しいファンタジーです。一生懸命工夫しながら生きる借りぐらしの生活は生きる勇気を与えてくれます。あと「狩り」と「借り」を掛けてるとこが好き(原作だとHuntとLent?)。
②お父さん
アリエッティのお父さんがとにかくカッコイイ。なんというかプロフェッショナルで、まさに一家の大黒柱。今の時代失われつつある古きよきお父さんの姿とはこれなんでしょう。あんなお父さんになってみたいと思いました。
③ストーリー
少々展開が急というか無理があるような気がしました。少しキャラクターの感情と行動が咬み合っていない気もするし。自分の身勝手を反省し落ち込んだアリエッティが次の瞬間身勝手に行動するところとか。いくら14歳でも少々考えなさすぎないか。アリエッティの未熟さを見せるシーンだったのかもしれませんが。
あとは少し盛り上がりにかけるような。「最後にもう人騒動あるのかな?」と思っていたらエンディングに突入してしまった感じ。全体的に落ち着いた感じはいいんだけれど、ドタバタするときはもっと大暴れして欲しかったかも。ただストーリー自体はわかりやすくてよかったです。

というわけで両方とも素晴らしい映画ではあったけれど、今回のところはトイ・ストーリーに軍配が上がったというところでしょうか。監督の経験の差なのかもしれません。ノビシロのある米林監督の次回作が楽しみなところです。