続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

情報だって生きている

情報を生かすとはどういうことか考えたのでメモ。

インターネットの普及で情報が溢れる世界において、「情報を生かす」ということは大切だ。やみくもに情報を集めるだけでは何も生むことはできない。

普段ぼくらが触れることのできる情報は断片的である。「○○社がつぶれた」とか「○○の研究に成功した」とか。一つ一つは事実かもしれないが、単独ではそれ以上の価値はない。その先を示さない。つまり死んでいる。情報を生かすとは、情報にその先を示させることだ。そのためには情報と情報を関連付けるのが一番簡単だ。

例えば今話題の口蹄疫だと「○月×日、宮崎で口蹄疫のウシが△頭見つかりました」だけだと「ウシの病気?なんかヤバイの?」としかならない。ここに「口蹄疫は法定伝染病であり、殺処分が必要である」「数日後には感染頭数が倍増」などの情報が加わることで「口蹄疫ヤバイ。宮崎ヤバイ。しかももっとやばくなるかも」という風に先が見えてくる。

「関連付ける」ということに注目するとインターネットの検索は実に合理的だ。インターネット上には断片的な情報が渦を巻いている。それを特定のキーワードで取り出すわけだから、ほとんど必然的に関連付けがなされている。ただ問題はインターネットの情報は膨大すぎて、不要な要素が多いということだ。これを解決するには信用できる情報を集めた自分のデータベースをもつしかない。Evernoteなどのサービスが生まれてきたのも今思えば必然だったのかもしれない。