続: ぼくの一時保存

主に読書ブログ。たまに頭からはみ出したものをメモ。

あまのじゃくのススメ

 ぼくは生れついての「あまのじゃく」だ。みんながやるからぼくはやらない。みんながやらないからぼくがやってみる。というのが小さな頃からぼくのスタンスだ。

 「あまのじゃく」とは「周囲の流れにあえてさからうこと」だと思う。重要なのはやたらめったら我流を貫くのではなく自分自身があえてさからっていることに気づいている点だ。つまり周囲の方向性と自分自身の方向性を理解していることが大切だ。ちょっと違うのはやたらと我流を貫く場合だ。これはただのワガママだと思う。周囲の方向性を無視した時点でこのワガママはもうダメだと思う。

 「あまのじゃく」がよいのは周囲と自分自身の方向性を両方理解していることだ。おかげで物事を少なくとも2つの見方でみることができる。時にはこれらを比較しながら物事を検討し続けて良くことができる。ものの考え方は一通りではないので「みんながやってる考え方」でも「自分自身の考え方」でもたぶんいつかはゴールに行き着くことができる。それならばみんなが考えていることはみんなに考えてもらった方がいい。わざわざ自分で考えなくても誰かが考えてくれるのだから。そこから自分のやり方に使えるところをどんどん取り込めばいいのだ。何も無いところからものを考えるよりも断然効率がいいし、うまくいけば自分の想像以上にいい成果を上げることができるかもしれない。あともう一つ、自分の土俵で戦うことができるのもあまのじゃくのよいところだ。みんなと同じことをしていると、いざ勝負となったときには同じ内容で最もレベルの高いヒトが勝つのはあたりまえだ。しかし「あまのじゃく」であれば自分自身のやり方を突き進めているので、自分より上はいない。あとは自分の土俵に相手を引きずり込むことさえできれば、まず負けないはずなのだ。

 もちろん欠点もある。周囲の流れに乗っていないので、失敗するときはとことん失敗する。自分のやり方が行き詰まると誰も助けてはくれないし、途中で「やっぱりみんなのやり方に乗りたい」となったときはちょっと恥ずかしくて言い出しにくい(笑) 

 ただぼくは自分のやり方で突っ走る「あまのじゃく」が好きなので多少の欠点は無視して「あまのじゃく」をオススメしたい。少なくとも「あまのじゃく」はネガティブなところだけじゃなく、多少はポジティブなところもあると思ってもらえるとありがたい。